診断方法
大分類1.糖尿病はこちら
"新生児糖尿病の診断は、発症時期、持続的高血糖、新生児(乳児)特有の症状の有無に基づく。
- 生後6か月未満に発症*
(ただし、インスリン遺伝子異常の場合は6か月以上の場合もある) - 随時血糖値200 mg/dL以上の持続を確認**
- 新生児(乳児)特有の糖尿病の症状を認める***
ⅰに加えⅱ又はⅲを確認できれば新生児糖尿病と診断
- *
- インスリン注射の初日を発症日とする。
- **
- 日を変えて2回以上の高血糖の確認が原則だが、急速に病状が悪化する(ケトアシドーシス等)ことがあり注意を要する。
- ***
- 新生児(乳児)特有の糖尿病の症状:通常の輸液、通常の栄養法で血糖値が高く、臨床的にインスリンを使用しないと哺乳力障害を呈する、脱水を引き起こす、適切な体重増加などが認められない状態
当該事業における基準
治療でインスリンその他の糖尿病治療薬又はIGF-1のうち一つ以上を用いている場合。食事療法、生活指導のみの症例は対象外である。
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児内分泌学会