診断方法
大分類1.糖尿病はこちら
糖尿病と診断されたもののうち、
1型糖尿病は、膵β細胞の破壊による内因性インスリン不足により発症し、通常は絶対的なインスリン欠乏に陥るものである。
自己免疫関与の診断のために、血中GAD抗体、IA-2抗体など、膵島関連自己抗体を測定する。
自己抗体陽性であれば、自己免疫性(1A型)であり、自己抗体陰性(自己免疫の関与が明らかでない)の場合は、特発性(1B型)に分類される。
残存膵β細胞機能を、血中Cペプチド値、尿中Cペプチド値などによって評価する。
空腹時血中Cペプチド値の基準値は、1~3ng/mLであり、0.6 ng/mL未満は明らかな低値である。
24時間尿中Cペプチド値の基準値は、40~100μg/日であり、20μg/日未満は明らかな低値である。
当該事業における基準
治療でインスリンその他の糖尿病治療薬又はIGF-1のうち一つ以上を用いている場合。食事療法、生活指導のみの症例は対象外である。
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児内分泌学会