診断方法
以下のうち2項目以上をみたす。
- カフェ・オ・レ斑(思春期以前に径5mm以上、思春期以後径15㎜以上が、いずれも6個以上)
- 腋窩およびそけいの雀卵斑様色素斑
- 2個以上の神経線維腫またはびまん性神経線維腫
- 骨病変(頭蓋骨・顔面骨の欠損、四肢骨の変形、骨折、脊柱・胸郭の変形など)
- 虹彩小結節(Lisch nodule)、左右どちらかに2個以上
- 脳脊髄腫瘍(視神経膠腫、毛様細胞性星細胞腫、脊髄腫瘍など)
- 家系内に同症
当該事業における対象基準
次の1又は2に該当する場合
- 顔面を含め、多数(乳幼児で250個、未就学児で500 個、12 歳以上で700 個程度)の神経線維腫症若しくは大きな(腫瘍切除を全身麻酔下で行う程度の)びまん性神経線維腫がある場合
- 顔面を含め、麻痺や痛み等の神経症状若しくは高度の骨病変(歩行障害を来す下肢長の左右差、頭蓋骨・顔面骨の欠損、脊椎のCobb 角20 度以上の側弯、四肢の麻痺を伴う頸椎の変形、四肢長管骨の彎曲、病的骨折、偽関節がある場合)のいずれかが認められる場合
- 版
- :バージョン1.1
- 更新日
- :2017年3月31日
- 文責
- :日本小児皮膚科学会