診断方法
以下の項目を満たすもの
- 腸回転異常、小腸閉鎖、壊死性腸炎、ヒルシュスプルング病、腹壁異常などの先天性の腸疾患や外傷の結果小腸大量切除となったもの
- 小腸の残存腸管が75cm未満であること
- 乳幼児期は小腸の残存腸管が30cm未満であること
- クローン病、潰瘍性大腸炎を除外する註1)
註1)これらの疾患については原疾患で申請を行う。
静脈栄養を必要とすることにより,日常生活が著しく障害されており,かつ以下の5項目のうち,少なくとも1項目以上を満たすものを,重症例とする。
- 静脈栄養への依存性が高く,あらゆる手段をもってしても離脱が期待できない
- 中心静脈アクセスルートが減少している
- 頻回なカテーテル関連血流感染症を来す
- 肝障害や腎障害などを合併している
- 難治性の下痢など著しいQOLの低下
当該事業における対象基準
疾病による症状がある場合、治療を要する場合又は肝移植若しくは小腸移植を行った場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児外科学会