診断方法
A.主要症状
- 新生児期にブドウ糖補液、または哺乳開始とともに始まる激しい水様下痢
- 下痢に伴う重症の脱水、低血糖、アシドーシス
B.他の重要な臨床所見および検査所見
- 母乳、ミルク、およびブドウ糖除去により便性が正常化し、再摂取により腹部症状が再現する
- 果糖乳により下痢が改善する
- SGLT1遺伝子検査による変異検出
- 経口ブドウ糖負荷試験において腹部症状を呈し、血糖値の上昇が20 mg/dL未満
- 経口ブドウ糖負荷試験において呼気中水素濃度が20 ppm以上上昇
- ※
- A.の1,2に該当し、さらにB.の1があり、2~5のうち1項目以上に該当する場合を本症とする。
当該事業における対象基準
疾病による症状がある場合又は治療を要する場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児栄養消化器肝臓学会