診断方法
I.主要徴候
- 温痛覚消失(低下)
- 発汗消失(低下)
- 精神発達遅滞
II.その他の徴候と所見
- 乳児期からの不明熱(体温調節障害)
- 乳児期からの咬傷
- 幼児期の関節障害と骨折、骨の変形などの異常
III.重要な検査所見
- 遺伝子解析(チロシンキナーゼ型受容体TrkA遺伝子の変異、国内で恒常的に検査が行われている訳ではない)
I.全て、またはI.1,2とII.の1つ以上もしくはIII .を満たす場合、本症と診断する
当該事業における対象基準
運動障害、知的障害、意識障害、自閉傾向、行動障害(自傷行為又は多動)、けいれん発作、皮膚所見(疾病に特徴的で、治療を要するものをいう。)、呼吸異常、体温調節異常、温痛覚低下、骨折又は脱臼のうち一つ以上の症状が続く場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月06日
- 文責
- :日本小児神経学会