診断方法
A. 臨床症状
外陰部の異常(女性化):小陰茎、尿道下裂、二分陰嚢など
B. 検査所見
染色体検査で46,XY
C. 参考所見
1. 母体妊娠中の男性化
2. 血清テストステロン低値
D. 遺伝子診断
WT1、NR5A1(SF-1)、SRY、SOX9、DHH、ATRX、ARX、DMRT1、NR0B1(DAX1)、WNT4、LHGCR、DHCR7 などいずれかの遺伝子の異常
E. 除外項目
5α-還元酵素欠損症、アンドロゲン不応症、17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素欠損症、先天性副腎過形成症(リポイド副腎過形成症、3β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素欠損症、17α-水酸化酵素欠損症、P450酸化還元酵素欠損症)
*)E.を除外した上で A.と B.を認めれば、診断可能。
当該事業における対象基準
治療で補充療法、機能抑制療法その他薬物療法のいずれか1つ以上を行っている場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児内分泌学会