診断方法
A.臨床症状
1)男性外性器・性腺の非定型的所見
- 尿道下裂
- 小陰茎
- 停留精巣
- 小精巣ないし精巣退縮
2)思春期徴候の遅延
- 14歳以降で精巣容積 <3 mL
- 15歳以降で陰毛なし
- 16歳以降で腋毛なし、髭なし、変声なし
B.検査所見
1)血清ゴナドトロピン(LHないしFSH)高値
- 随時採血で高値
- ゴナドトロピン遊離ホルモン(GnRH)負荷試験の負荷後採血で高値
2)血清テストステロン低値~基準範囲内
- 随時採血で低値~基準範囲内
- (思春期前)ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)負荷試験の負荷後採血で低値~基準範囲内
診断基準
A.の少なくとも一項目の臨床症状が認められ、かつ B. 1)の一項目とB. 2)の一項目の検査所見が共に認められた場合
当該事業における対象基準
治療で補充療法を行っている場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児内分泌学会