診断方法
【症状】
特にない。大動脈解離が起こった場合には激しい胸痛を認める。
【胸部X線所見】
拡大した瘤に一致した陰影を認めることがあるが、特徴的なものはない。
[心電図 ]
特にない。
【心エコー図】
心エコー図にて拡大した上行大動脈を描出する。解離が起こった場合には、血管壁が二層に解離し真の血管腔と、裂けてできた血管腔(偽腔)を認める。
[CT, MRI ]
最も診断的価値がある。拡大した瘤状の大動脈を診断できる。
【心臓カテーテル・造影所見】
造影所見で、拡大した大動脈を認める。時に閉鎖不全を合併する。解離した場合は、カテーテル検査は行わない。
[診断 ]
心エコー、CTが有用。
当該事業における対象基準
破裂の場合又は破裂が予想される場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児循環器学会