診断方法
A. 主要臨床症状(適切な治療を行っても2週間以上持続)
- 多呼吸、低酸素血症
B. 他の重要な臨床所見
- 咳嗽・喘鳴を認めることがある
- 成長障害や易疲労感を認めることがある
- ばち指
C. 検査所見
- 胸部画像検査(X線単純写真・CT)で特発性間質性肺炎に合致する所見を認める
- 血清マーカー(KL-6、SP-A、SP-Dのいずれか1つ以上)の上昇
D. 参考となる検査所見
- 肺生検で特発性間質性肺炎に合致する所見を認める
- 特発性間質性肺炎を来すことが知られている遺伝子異常(SP-C、ABCA3など)を認める
E. 診断
以下の3項目を満たす場合に特発性間質性肺炎と診断する- A主要症状を認める(適切な治療を行っても2週間以上持続していることが必要)
- C.検査所見の2項目を満たす
- 以下の疾患群が除外されている
心疾患・感染症・免疫不全・膠原病・重篤な嚥下機能障害・
新生児慢性肺疾患(CLD)・新生児呼吸窮迫症候群・嚢胞性肺線維症・薬剤性間質性肺炎・びまん性間質性陰影をきたしうる他の肺疾患(肺胞蛋白症、肺胞微石症など)
当該事業における対象基準
疾患名に該当する場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児呼吸器学会