診断の手引き

  1. 悪性新生物
  2. 大分類: 中枢神経系腫瘍
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悪性神経鞘腫(悪性末梢神経鞘腫瘍)

あくせいしんけいしょうしゅ (あくせいまっしょうしんけいしょうしゅよう)

Malignant neurinoma

告示

番号:48

疾病名:悪性神経鞘腫

診断方法

症状

頭蓋内では脳神経系に発生し、発生した脳神経の障害や周囲の神経や脳組織を障害する。

検査

  1. 画像検査では神経鞘腫が発生する部位に発生し、増大速度が速いなど悪性所見を呈する。
  2. 病理組織学的検査では、神経鞘腫の悪性所見を認める。

診断

原則として、病理組織学的検査により診断する。生検が困難などの理由で行わない場合、症状と画像検査から診断する場合がある。

当該事業における対象基準

頭蓋内及び脊柱管内が原発であり、脳(脊髄)腫瘍であることを確認した場合。病理診断が困難である場合であっても対象とする。治療終了後から5年を経過した場合は対象としないが、再発等が認められた場合は、再度対象とする。

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月6日
文責
:日本小児血液・がん学会、日本小児神経外科学会

成長ホルモン療法の助成に関して

低身長を認め成長ホルモン治療の対象基準を満たす場合は、小慢による成長ホルモン治療助成の対象となります。
成長ホルモン療法の助成に関しては下記を参照してください。