診断方法
主要項目
- ①
- 発熱あるいは全身倦怠感等の全身症状を伴う。
- ②
- 全身または広範囲の潮紅皮膚面に無菌性膿疱が多発し、ときに融合し膿海を形成する。
- ③
- 病理組織学的にKogoj海綿状膿疱を特徴とする好中球性角層下膿疱を証明する。
- ④
- 以上の臨床的、組織学的所見を繰り返し生じること。ただし、初発の場合には臨床経過から後述の疾患を除外できること。
経過中に以上の4項目を満たす場合を膿疱性乾癬と診断する。
除外診断
- すでに尋常性乾癬と診断されている患者。
- Circinate annular formの取り扱いについて: 膿疱性乾癬に分類されるが、通常全身症状は軽度なので対象外とするが、明らかに汎発性膿疱性乾癬に移行した症例は、本症に含む。
- 角層下膿疱症、膿疱性薬疹(acute generalized exanthemaous pustulosisを含む)と診断された症例は除く。
当該事業における対象基準
治療が必要な場合。ただし、軽症型又は一過性の場合は対象とならない
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児皮膚科学会