診断の手引き

  1. 慢性消化器疾患
  2. 大分類: 周期性嘔吐症候群
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周期性嘔吐症候群

しゅうきせいおうとしょうこうぐん

Cyclic Vomiting Syndrome

告示

番号:19

疾病名:周期性嘔吐症候群

診断方法

  1. 以下の2 および 3 を満たす発作が 過去に5 回以上ある
  2. 1時間~10日間続く、強い悪心と嘔吐の周期性発作を呈し、個々の患者で毎回同様の発作様態を示す
  3. 発作中嘔吐は少なくとも4回/1時間の頻度で、1時間以上続く
  4. 発作間欠期には無症状
  5. 嘔吐の原因となるその他の疾患によらない
上記の全てに該当するものを本症とする。

参考文献

J Pediatr Gastroenterol Nutr. 2008 Sep;47(3):379-93.
doi: 10.1097/MPG.0b013e318173ed39.
North American Society for Pediatric Gastroenterology, Hepatology,
and Nutrition consensus statement on the diagnosis and
management of cyclic vomiting syndrome.
Li BU, Lefevre F, Chelimsky GG, Boles RG, Nelson SP, Lewis DW,
Linder SL, Issenman RM, Rudolph CD; North American Society for
Pediatric Gastroenterology, Hepatology, and Nutrition.

当該事業における対象基準

①又は②に該当し、かつ③を満たす者を対象とする。

特徴的嘔吐発作を過去に5回以上起こした場合
特徴的嘔吐発作を6か月間に3回以上起こした場合
薬物療法を要する場合
註1.
特徴的嘔吐発作とは、以下をすべて満たす場合とする。
  • 発作は個々の患者で同じ発作型で概ね予想可能な周期で起きる
  • 発作は強い嘔気・嘔吐が1時間に4回以上みられる
  • 発作の持続は1時間から10日まで認められる
  • 発作と発作の間隔は症状から解放される
註2.
薬物療法は補液療法を含む。
:バージョン1.0
承認日
文責
:日本小児栄養消化器肝臓学会