診断方法
I.主要臨床症状
- 出生後早期の発症(通常、7~10日以内)
- 皮膚病変(水泡、瘢痕など)
- 眼病変(網脈絡膜炎、角膜炎)または口腔粘膜病変
- 脳炎(けいれん発作、脳脊髄液や頭部MRIの異常)
- 神経学的後遺症(小頭症、水頭症、水無脳症、脳内石灰化など)
- 肝障害(肝脾腫、黄疸など)
- 呼吸障害
II.検査所見
- 単純ヘルペスウイルス遺伝子の検出
- 単純ヘルペスウイルスの分離
1.2.ともに眼、口腔、鼻腔、血液、水泡、脳脊髄液などを用いる
I.1.を含む三つ以上とII.のどちらかを満たす場合、本症と診断する。
当該事業における対象基準
運動障害、知的障害、意識障害、自閉傾向、行動障害(自傷行為又は多動)、けいれん発作、皮膚所見(疾病に特徴的で、治療を要するものをいう。)、呼吸異常、体温調節異常、温痛覚低下、骨折又は脱臼のうち一つ以上の症状が続く場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児神経学会