診断方法
表に示すDiagnostic signが最低一つ、あるいは,生検や他の検査で支持されるdistinctive signが一つ以上で、他の疾患が除外される. 急性 GVHD では認められない臨床症状を、他の検査所見や他の臓器病変がなくとも慢性GVHD と診断できる特徴的な徴候を diagnostic signと、比較的特徴的ではあるが、他の疾患と鑑別するためには検査所見や他の臓器病変の存在を必要とする徴候を distinctive signに分類する。慢性GVHDの診断には少なくとも一つのdiagnostic clinical sign が存在すること、あるいは病理検査や臨床診断などで裏付けられた少なくとも一つの distinctive manifestation が存在することが必要である。
慢性GVHDの臨床徴候

当該事業における対象基準
治療で補充療法、G-CSF療法、除鉄剤の投与、抗凝固療法、ステロイド薬の投与、免疫抑制薬の投与、抗腫瘍薬の投与、再発予防法、感染症予防療法、造血幹細胞移植、腹膜透析又は血液透析のうち、一つ以上を継続的に実施する(断続的な場合も含めておおむね6か月以上)場合は対象となる
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本免疫不全症研究会