診断方法
活性酸素産生好中球が正常コントロールの5%未満で、下記のうち一つを満たす
- 深部感染症(カタラーゼ陽性菌、真菌等)の罹患歴
- 気道、消化管、尿路系のびまん性肉芽腫形成
- 発育不全、肝脾腫またはリンパ節腫脹を認める
上記臨床症状のもと以下の遺伝子解析により確定診断にいたる。
gp91phox、p22phox、p47phox、p67phox、p40phox の異常により活性酸素産生能が低下することもある。
当該事業における対象基準
治療で補充療法、G-CSF療法、除鉄剤の投与、抗凝固療法、ステロイド薬の投与、免疫抑制薬の投与、抗腫瘍薬の投与、再発予防法、感染症予防療法、造血幹細胞移植、腹膜透析又は血液透析のうち、一つ以上を継続的に実施する(断続的な場合も含めておおむね6か月以上)場合は対象となる
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本免疫不全症研究会