診断方法
- 男児、女児いずれにも発症する。
- 通常末梢血リンパ球、T細胞数は正常だが、CD4陽性細胞が減少
- B細胞表面MHC class IIの発現が欠損
- 無∼低ガンマグロブリン血症:出生後数ヶ月間は母体からのIgG型移行抗体が存在するため必ずしも低値とならない。またIgG値の正常値は月齢や年齢によって大きく異なる。
- 既知の責任遺伝子はRFXANK, CIITA, RFX5,RFXAP
RFXANK, CIITA, RFX5,RFXAP遺伝子解析で遺伝子異常を確認し、確定診断を行う。 Immunodeficiency Database in Japan (PIDJ)(http://pidj.rcai.riken.jp/)の患者相談フォームで相談することが可能
当該事業における対象基準
治療で補充療法、G-CSF療法、除鉄剤の投与、抗凝固療法、ステロイド薬の投与、免疫抑制薬の投与、抗腫瘍薬の投与、再発予防法、感染症予防療法、造血幹細胞移植、腹膜透析又は血液透析のうち、一つ以上を継続的に実施する(断続的な場合も含めておおむね6か月以上)場合は対象となる
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本免疫不全症研究会