診断方法
大項目
- 低リン血症、または低カルシウム血症
- 高骨型アルカリホスファターゼ血症
小項目
- 臨床症状:筋力低下、または骨痛
- 骨密度:若年成人平均値(YAM)の80%未満
- 画像所見:骨シンチグラフィーでの肋軟骨などへの多発取り込み、または単純X線像での Looser’s zone など
大項目2つと小項目の3つをみたすものを骨軟化症とし、大項目2つと小項目の2つをみたすものを骨軟化症の疑いとする。
鑑別診断としては、ビタミンD欠乏症、骨粗鬆症、癌の多発骨転移、多発性骨髄腫、腎性骨異栄養症、副甲状腺機能亢進症が上げられる。
当該事業における対象基準
治療で補充療法、機能抑制療法その他の薬物療法を行っている場合。ビタミンDの維持療法を行っている場合も対象とする。
- 版
- :バージョン1.1
- 更新日
- :2015年7月31日
- 文責
- :日本小児内分泌学会