診断方法
A. 臨床所見
- びまん性甲状腺腫大
B. 検査所見
- 抗甲状腺マイクロゾーム(またはTPO)抗体陽性
- 抗サイログロブリン抗体陽性
- 細胞診でリンパ球浸潤を認める
診断
A.および B.の1つ以上を有するものを橋本病と診断する。
附記
- 自己抗体陽性の甲状腺腫瘍は慢性甲状腺炎(橋本病)の疑いと腫瘍の合併と考える。
- 甲状腺超音波検査で内部エコー低下や不均一を認めるものは慢性甲状腺炎(橋本病)の可能性が強い
当該事業における対象基準
治療で補充療法、機能抑制療法その他薬物療法のいずれか1つ以上を行っている場合
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児内分泌学会