診断方法
腎機能低下などの臨床所見により疑い、画像検査にて診断する。小児の腎機能評価はCKD診療ガイドライン2013の基準にしたがう1
糸球体肥大を診断する方法はいろいろと報告されているが,臨床的には腎生検で得られる糸球体の数には限りがあるので,連続切片を作製し,糸球体の中心での直径や平面面積をコンピュータを用いて測定したり,またそれをもとに糸球体体積を計算により求め,評価することが多い。
参考文献
- 日本腎臓学会編. CKD診療ガイドライン2013. 東京医学社, 東京, 2013.
当該事業における対象基準
腎機能の低下(おおむね3か月以上、血清Crが年齢性別ごとの中央値(別表参照)の1.5倍以上持続)がみられる場合又は腎移植を行った場合
表. 年齢・性別毎の血清クレアチニンの中央値および腎機能低下基準値



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- 腎機能低下基準値は、中央値の1.5倍値。12歳以上は男女別となっている。
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- 17歳以上も近年の標準測定法である"酵素法"での正常値(男:0.83、女性:0.63(Jaffe法だと1.03、0.83 相当))を用いて1.5倍として計算。
- 版
- :バージョン1.1
- 更新日
- :2015年5月23日
- 文責
- :日本小児腎臓病学会