診断方法
主症状
皮膚に生じる結節状、有茎性の色素を有する腫瘤で増大傾向を認める。出血、潰瘍、掻痒を伴うことがある。
検査所見
- 画像診断では、胸部X線、CT、MRIで転移巣の検索を行う。
- 確定診断には生検又は切除が必要とされるが、良性のメラニン細胞性腫瘍との鑑別が難しく、病理組織学的に悪性黒色腫を診断するのは難しいとされる。7mm以上のサイズ、非対称性、境界不明瞭、潰瘍形成の肉眼的要素と、多形性、活発な核分裂像、未分化、脈管浸潤などの組織学的特徴がリスク因子とされる。
- BRAF遺伝子変異の証明が診断の一助となる。
その他の徴候
診断
原則として、病理組織学的検査により診断する。
当該事業における対象基準
組織と部位が明確に診断されている場合。治療終了後から5年を経過した場合は対象としないが、再発等が認められた場合は、再度対象とする。
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児血液・がん学会