診断方法
主症状
発生部位に応じた症状を呈するが、多くは腫瘤触知やその圧迫症状、または腫瘍破裂による症状などである。具体的には腹部腫瘤や膨隆、精巣腫大、仙尾部腫瘤、腹痛、疝痛、縦隔腫瘤の場合は気道圧迫症状、卵巣腫瘍の場合は茎捻転による症状もある。思春期早発症を伴うことがある。
検査所見
- 画像診断では、超音波検査、CT、MRIなどによる。
- 病理組織学的検査では、若年型顆粒膜細胞腫が多く、ライディグ細胞腫、セルトリ細胞腫,性腺芽腫も発生する。
その他の徴候
性腺芽腫はターナー症候群に合併することがある。
診断
原則として、病理組織学的検査により診断する。
当該事業における対象基準
組織と部位が明確に診断されている場合。治療終了後から5年を経過した場合は対象としないが、再発等が認められた場合は、再度対象とする。
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児血液・がん学会