診断方法
主症状
局所の疼痛・腫脹、四肢機能障害など。神経、筋肉、周辺組織の圧迫症状。
検査所見
- 画像診断では、骨表面に増殖する腫瘍を呈し、既存の骨皮質と連続した隆起性病変で、有茎性のことも広基性のこともある。軟骨帽が特徴である。
- 病理組織学的検査で、硝子軟骨組織からなる軟骨帽を有し、深部では軟骨内骨化を示し骨組織に移行する。基部では既存骨の髄腔と骨軟骨腫の骨組織部の髄腔は連続している。
その他の徴候
約10%に軟骨肉腫を発生するリスクがある。家族性に発生することがある。
診断
原則として、病理組織学的検査により診断する。
当該事業における対象基準
組織と部位が明確に診断されている場合。治療終了後から5年を経過した場合は対象としないが、再発等が認められた場合は、再度対象とする。
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月6日
- 文責
- :日本小児血液・がん学会