概要
反復性の上下気道感染の存在から液性免疫不全症(抗体産生不全症)が疑われるが、前述のような原因疾患が同定されない疾患がこの範疇に含まれる。
病因
原因が不明であるが、将来的には原因が同定される可能性はある。
疫学
未診断例も多く、発症診断は不明である。
臨床症状
中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などの上下気道感染を反復する。
治療
抗菌薬の予防内服を行うが、重症または難治性の感染症を認める場合には免疫グロブリン補充療法を定期的に行うことも考慮してよい。
合併症
自己免疫疾患、悪性腫瘍、アレルギー疾患を合併する可能性あり。
- 版
- :バージョン1.0
- 更新日
- :2014年10月1日
- 文責
- :日本免疫不全症研究会