診断の手引き

  1. 慢性腎疾患
  2. 大分類: 慢性腎不全
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慢性腎不全(腎腫瘍によるものに限る。)

まんせいじんふぜん (じんしゅようによるものにかぎる。)

Chronic renal failure due to renal tumour

告示

番号:46

疾病名:慢性腎不全(腎腫瘍によるものに限る。)

診断方法

血尿,腹痛,腹部膨満,腹部腫瘤などの臨床症状および画像検査所見によって診断を行う。
小児の腎機能評価はCKD診療ガイドラインによる準じ、血清Cr値、推算糸球体濾過量(estimated GFR: eGFR)により行う。1-3
血清Cr値が基準値(表1)を超える場合、eGFR <90ml/分/1.73m2またはCKDステージ2以上のものを腎機能低下と診断する(表2)。


表1 日本小児の血清Cr基準値(酵素法)

表1 日本小児の血清Cr基準値(酵素法)

表2 小児CKDのステージ分類

表2 小児CKDのステージ分類

2歳未満については、血清Cr値に基づき、表1または表3により腎機能障害を判定する


表3 日本人小児2歳未満の血清Cr値(mg/dl)とCKDステージ

表3 日本人小児2歳未満の血清Cr値(mg/dl)とCKDステージ

参考文献

  1. Nagai T, Uemura O, Ishikura K, et al. Creatinine-based equations to estimate glomerular filtration rate in Japanese children aged between 2 and 11 years old with chronic kidney disease. Clin Exp Nephrol 17: 877-81, 2013.
  2. Uemura O, Nagai T, Ishikura K, et al. Creatinine-based equation to estimate the glomerular filtration rate in Japanese children and adolescents with chronic kidney disease. Clin Exp Nephrol.18:626-33, 2014.
  3. 日本腎臓学会 編.CKD診療ガイドライン2013. 東京医学社, 東京, 2013.

当該事業における対象基準

腎機能の低下(おおむね3か月以上、血清Crが年齢性別ごとの中央値(別表参照)の1.5倍以上持続)がみられる場合又は腎移植を行った場合

表. 年齢・性別毎の血清クレアチニンの中央値および腎機能低下基準値

表. 年齢・性別毎の血清クレアチニンの中央値および腎機能低下基準値

腎機能低下基準値は、中央値の1.5倍値。12歳以上は男女別となっている。
17歳以上も近年の標準測定法である"酵素法"での正常値(男:0.83、女性:0.63(Jaffe法だと1.03、0.83 相当))を用いて1.5倍として計算。
:バージョン1.1
更新日
:2015年5月23日
文責
:日本小児腎臓病学会

成長ホルモン療法の助成に関して

腎機能障害が進行し、身長が-2.5SD以下の場合でがつ成長ホルモン治療の対象基準を満たす場合は、小慢に よる成長ホルモン治療助成の対象となります。
成長ホルモン療法の助成に関しては下記を参照ください