診断の手引き

  1. 慢性腎疾患
  2. 大分類: 腎尿管結石
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腎尿管結石

じんにょうかんけっせき

Nephro- and urolithiasis

告示

番号:15

疾病名:腎尿管結石

診断方法

臨床症状、病歴および画像検査によって診断する。

  1. 病歴の聴取
  2. 1)
    生活習慣:偏食,水分摂取量,サプリメント摂取の有無,排泄習慣,長期臥床など。
    2)
    既往歴:尿路系疾患,消化器疾患,悪性腫傷既往の有無,結核の有無,薬剤使用歴など。
    3)
    家族歴:遺伝性疾患,代謝疾患,尿路結石の有無,結核の有無など。
  3. 検査
  4. 1)
    尿検査:酸性尿は尿酸結石,シスチン結石,アルカリ尿ではリン酸アンモニウムMg結石,リン酸Ca結石などがある。電解質,尿酸,シュウ酸,クエン酸,アミノ酸分析,キサンチンを測定する。
    2)
    画像検査:腹部超音波検査が汎用される。尿酸結石やキサンチン結石などX線陰性結石や水腎・水尿管症にCTが施行され,MRIも有用である。
    3)
    血液検査:血算,CRP,腎機能,尿酸,電解質(Ca,Mgなど),血ガス分析,アルカリホスファターゼに加え,原疾患の精査を行う。
    4)
    尿生化学検査:Cr、電解質(カルシウム、マグネシウム、ほか)、尿酸シュウ酸、クエン酸、アミノ酸分析(シスチン、ほか)、キサンチン、NAG、β2-ミクログロブリン、α1-ミクログロブリンなど。
    5)
    結石成分分析:再発という観点からその後の治療方針を立てるうえで重要である。

当該事業における対象基準

腎機能の低下(おおむね3か月以上、血清Crが年齢性別ごとの中央値(別表参照)の1.5倍以上持続)がみられる場合、泌尿器科的手術を行った場合又は腎移植を行った場合

表. 年齢・性別毎の血清クレアチニンの中央値および腎機能低下基準値

表. 年齢・性別毎の血清クレアチニンの中央値および腎機能低下基準値

腎機能低下基準値は、中央値の1.5倍値。12歳以上は男女別となっている。
17歳以上も近年の標準測定法である"酵素法"での正常値(男:0.83、女性:0.63(Jaffe法だと1.03、0.83 相当))を用いて1.5倍として計算。
:バージョン1.1
更新日
:2015年5月23日
文責
:日本小児腎臓病学会

成長ホルモン療法の助成に関して

腎機能障害が進行し、身長が-2.5SD以下の場合でがつ成長ホルモン治療の対象基準を満たす場合は、小慢に よる成長ホルモン治療助成の対象となります。
成長ホルモン療法の助成に関しては下記を参照ください