診断の手引き

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カルチノイド症候群

かるちのいどしょうこうぐん

Carcinoid syndrome

告示番 号42
疾病名カルチノイド症候群
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診断方法

顔面紅潮、下痢などの症状により疑われ、血中セロトニン、尿中5-HIAA測定により診断される。特に尿中5-HIAA (正常<10 mg/日)の測定が有用。食品、薬品による偽陽性を除外する必要がある。

参考

  • セロトニンの代謝産物である尿中 5-HIAA(24 時間蓄尿)の測定が有用である。
  • MEN1 の合併の有無を診断するために、補正血清カルシウム濃度測定とインタクト PTH 測定が有用である。
  • 局在診断のため、US、CT、MRI、EUS 検査が有用である。
  • 尿中 5-HIAA 測定の感度は 60-73%、特異度は 90-100%である。
  • ある種の食品(アボガド、バナナ、チョコレートなど)の摂取や薬品(アセトアミノフェン、アセトアニリド、カフェインなど)の服用によって偽陽性になることがあるので注意が必要である。
  • 血中クロモグラニン A 測定が有用であるが本邦では未承認である。

参考文献

  1. 膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET) 診療ガイドライン 膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET)診療ガイドライン作成委員会
  2. 平田結喜緒:カルチノイド腫瘍の診断と治療 日本臨床69, suppl 2, 648-651, 2011

当該事業における対象基準

治療で補充療法、機能抑制療法その他薬物療法のいずれか1つ以上を行っている場合

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月6日
文責
:日本小児内分泌学会
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