診断の手引き

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三尖弁閉鎖不全症

さんせんべんへいさふぜんしょう

Tricuspid valve regurgitation

告示番 号38
疾病名三尖弁閉鎖不全症
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診断方法

【臨床所見】
症状は軽度では無症状だが、急性発症あるいは高度逆流となれば体うっ血症状を呈する。
高い頚静脈V波および相対的に深いY下降を伴う頚静脈怒張を認める。
Rivero-Carvallo徴候を伴う全収縮期逆流性雑音を聴取する。

【胸部X線】
右房・右室の拡大による心拡大を認めるが肺血管陰影は増強しない。

【心電図】
右房・右室の容量負荷所見を認める。時に心房粗・細動を呈する。

【心エコー図】
右房・右室の拡大を認める。カラードップラーにて収縮期に三尖弁から右房方向への逆流シグナルを認める。

【心臓カテーテル・造影所見】
V波の増高を認め、高度逆流では右房圧は上昇する。
右室造影で造影剤は右房へ逆流する。

当該事業における対象基準

治療中又は次の①から⑨のいずれかが認められる場合
①肺高血圧症(収縮期血圧40mmHg以上)
②肺動脈狭窄症(右室-肺動脈圧較差20mmHg以上)
③2度以上の房室弁逆流
④2度以上の半月弁逆流
⑤圧較差20mmHg以上の大動脈狭窄
⑥心室性期外収縮、上室性頻拍、心室性頻拍、心房粗細動又は高度房室ブロック
⑦左室駆出率あるいは体心室駆出率0.6以下
⑧心胸郭比 60%以上
⑨圧較差20mmHg以上の大動脈再縮窄

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月6日
文責
:日本小児循環器学会
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