診断の手引き

70

大動脈縮窄複合

だいどうみゃくしゅくさくふくごう

Coarctation complex

告示番 号60
疾病名大動脈縮窄複合
疾患概要、医療意見書等のダウンロードはこちら

診断方法

[症状]
動脈管が閉鎖すればショックとなる。新生児期から心不全症状が出現することが多い。

[心電図]
主に両室肥大

[胸部X線]
心拡大と肺血管陰影の増強が認められる。

[心エコー]
大動脈の狭窄および合併心奇形が描出される。

[心カテーテル、造影検査]
大動脈縮窄と心室中隔欠損の画像を認める。

【その他の画像診断】
CTおよびMRIによる検査にても診断可能である。

[ 診断 ]
心エコー、大動脈造影、CT、MRI

■鑑 別
大動脈弓閉塞、大動脈弓離断複合

当該事業における対象基準

治療中又は次の①から⑨のいずれかが認められる場合
①肺高血圧症(収縮期血圧40mmHg以上)
②肺動脈狭窄症(右室-肺動脈圧較差20mmHg以上)
③2度以上の房室弁逆流
④2度以上の半月弁逆流
⑤圧較差20mmHg以上の大動脈狭窄
⑥心室性期外収縮、上室性頻拍、心室性頻拍、心房粗細動又は高度房室ブロック
⑦左室駆出率あるいは体心室駆出率0.6以下
⑧心胸郭比 60%以上
⑨圧較差20mmHg以上の大動脈再縮窄

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月6日
文責
:日本小児循環器学会
「小児慢性特定疾病の対象疾患について」に戻る