診断の手引き

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膀胱尿管逆流(下部尿路の閉塞性尿路疾患による場合を除く。)

ぼうこうにょうかんぎゃくりゅう (かぶにょうろのへいそくせいにょうろしっかんによるばあいをのぞく。)

Vesicoureteral reflux; VUR

告示番 号18
疾病名膀胱尿管逆流(下部尿路の閉塞性尿路疾患による場合を除く。)
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診断方法

  • 排尿時膀胱尿道造影(voiding cystourethrography:VCUG)で診断し,国際分類(I度:尿管までにたまる逆流,II度:腎孟まで逆流するが尿管・腎孟の拡張や腎杯の変形はない,III度:軽度の尿管・腎孟の拡張と腎杯の変形を伴う,Ⅳ度:中等度の尿管・腎孟の拡張と腎杯の鈍化を呈する,V度:高度の尿管・腎孟の拡張と尿管の屈曲・蛇行,腎杯の拡張および乳頭部の形態消失)を用いて程度を表す(図)。

  • GRADES OF REFLUX
  • VCUGでは蓄尿時の膀胱形態、排尿時の尿道形態の観察も可能で、下部尿路機能異常や下部尿路の器質的異常の有無を鑑別する。男児のVURでは、後部尿道弁や尿道リング状狭窄などの器質的尿道異常による続発性VURの可能性を念頭において、VCUGの側面像により尿道を丁寧に観察する。
  • 重複腎盂尿管や異所開口尿管など、VURの原因となる他の腎尿路奇形の合併ほ有無は、超音波検査、経静脈性腎孟造影、CT、MRIにて診断する。

当該事業における対象基準

腎機能の低下(おおむね3か月以上、血清Crが年齢性別ごとの中央値(別表参照)の1.5倍以上持続)がみられる場合、泌尿器科的手術を行った場合又は腎移植を行った場合

表. 年齢・性別毎の血清クレアチニンの中央値および腎機能低下基準値
年 齢中央値
(mg/dL)
腎機能低下 基準値
(mg/dL)
男女共通
3〜5か月0.200.30
6〜8か月0.220.33
1歳0.230.35
2歳0.240.36
3歳0.270.41
4歳0.300.45
5歳0.340.51
6歳0.340.51
7歳0.370.56
8歳0.400.60
9歳0.410.62
10歳0.410.62
11歳0.450.68

年 齢中央値
(mg/dL)
腎機能低下 基準値
(mg/dL)
男 子
12歳0.530.80
13歳0.590.89
14歳0.650.98
15歳0.681.02
16歳0.731.10
17歳以上0.831.24
年 齢中央値
(mg/dL)
腎機能低下 基準値
(mg/dL)
女 子
12歳0.520.78
13歳0.530.80
14歳0.580.87
15歳0.560.87
16歳0.590.89
17歳以上0.630.95

腎機能低下基準値は、中央値の1.5倍値。12歳以上は男女別となっている。
17歳以上も近年の標準測定法である"酵素法"での正常値(男:0.83、女性:0.63(Jaffe法だと1.03、0.83 相当))を用いて1.5倍として計算。
:バージョン1.1
更新日
:2015年5月23日
文責
:日本小児腎臓病学会
成長ホルモン療法の助成に関して
腎機能障害が進行し、身長が-2.5SD以下の場合でがつ成長ホルモン治療の対象基準を満たす場合は、小慢による成長ホルモン治療助成の対象となります。
成長ホルモン療法の助成に関しては下記を参照ください
成長ホルモン療法の助成に関して
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