診断の手引き

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混合性胚細胞腫瘍

こんごうせいはいさいぼうしゅよう

Mixed germ cell tumour

告示番 号16
疾病名混合性胚細胞腫瘍
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診断方法

主症状

発生部位に応じた症状を呈するが、多くは腫瘤触知やその圧迫症状、または腫瘍破裂による症状などである。具体的には腹部腫瘤や膨隆、精巣腫大、仙尾部腫瘤、腹痛、疝痛、縦隔腫瘤の場合は気道圧迫症状、卵巣腫瘍の場合は茎捻転による症状もある。

検査所見

  1. 画像診断では、複数の組織型が混在するため、嚢胞性成分・充実性成分が混在するものなど多彩な所見を呈する。
  2. 血清AFP値やβ-hCG値が上昇する症例がある。
  3. 腫瘍構成成分として、未分化胚細胞腫/胚細胞腫/セミノーマ、卵黄嚢腫瘍、奇形腫、胎芽性癌、多胎芽腫、絨毛癌のうち2種以上の組織型が同一組織内にみられる胚細胞腫瘍である。
    肉眼像はそれぞれの腫瘍構成成分を反映して、多彩な像を示す。未分化胚細胞腫が優位な腫瘍では灰白色髄様を呈し、卵黄嚢腫瘍部は粘稠性で軟らかく、絨毛癌部では出血を伴う。

その他の徴候

診断

原則として、病理組織学的検査により診断する。

参考文献

  1. 卵巣腫瘍病理アトラス 石倉浩、手島伸一編 文光堂 2004年 pp.243-245
  2. 小児腫瘍組織分類図譜第5篇、小児胚細胞腫瘍群腫瘍(日本病理学会小児腫瘍組織分類委員会 編)、金原出版、東京、1999 pp.11-12、新小児がんの診断と治療 別所文雄他 診断と治療社

当該事業における対象基準

組織と部位が明確に診断されている場合。治療終了後から5年を経過した場合は対象としないが、再発等が認められた場合は、再度対象とする。

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月6日
文責
:日本小児血液・がん学会
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