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狭心症

きょうしんしょう

Angina pectoris

告示番 号15
疾病名狭心症
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疾患概念・定義

 胸痛時に心電図でST低下を呈する。ただし、無症候性もある。冠動脈狭窄が造影検査(カテーテル、CTなど)で証明され、心筋シンチグラムで心筋虚血が証明された場合をいう。薬物治療、冠動脈のカテーテル治療、バイパス手術を行う。

病因

 小児では動脈硬化、粥状硬化に起因するのは非常に稀である。川崎病、冠動脈狭窄、冠動脈起始異常(特に左冠動脈の右冠尖からの起始)、冠動静脈瘻などの冠動脈異常に起因する。肥大型心筋症、大動脈弁狭窄症など冠動脈以外の疾患の二次性の狭心痛を来す病態もある

病因

 冠動脈の先天性異常か、川崎病冠動脈合併による。
 前者は先天性である

疫学

 非常に稀であるが、正確な頻度は不明

臨床症状

 狭心痛を有することが特徴だが、小児では気づかれないこともある。運動時胸痛が多い。胸痛時の心電図でST上昇が特徴的である

心電図

胸痛時に心電図でST低下を示す。ただし、無症候性もある。ホルター心電図が有用である

診断

 心臓カテーテル検査、CT,MRIで冠動脈の狭窄が証明される

治療

 薬物治療、冠動脈のカテーテル治療かバイパス手術を行う。
 川崎病では、日本循環器学会にガイドライン(川崎病心臓血管後遺症の診断治療に関するガイドライン)を参考にして行う (http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2013_ogawas_h.pdf)。

予後

 予後不良である。突然死の危険性がある

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月1日
文責
:日本小児循環器学会
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