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シュワッハマン・ダイアモンド(Shwachman-Diamond)症候群

しゅわっはまん・だいあもんどしょうこうぐん

Shwachman-Diamond syndrome; SDS

告示番 号12
疾病名シュワッハマン・ダイアモンド症候群
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概要

シュワッハマン・ダイアモンド症候群(Shwachman-Diamond syndrome: SDS)は膵外分泌の異常と血球減少、骨格異常を特徴とする常染色体劣性遺伝性疾患で、リボソーム生成に関与するSBDS蛋白の異常である。治療としては膵酵素、脂溶性ビタミンの補充、貧血、血小板減少に対しては輸血、重症例では造血幹細胞移植が考慮される。

病因、遺伝子

常染色体劣性遺伝形式をとり、患者の90%がSBDSに変異を認める。SBDSはリボソームの生成や細胞の有糸分裂の際の紡錘体の安定化に関わっているとされている

疫学

世界における推定発症率は75,000人に1人とされ、本邦では20家系程度の報告がある

臨床症状

膵外分泌異常、血球減少、骨格異常を主な症状とする。膵外分泌異常による栄養吸収障害や好中球減少による易感染性、貧血や血小板減少、骨格異常、低身長などがみられる

治療

膵外分泌異常に対しては膵酵素補充と脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の補充が行なわれる。好中球減少に対しては、抗生剤の投与や必要に応じてG-CSF投与が行なわれる。重度の貧血や血小板減少にはそれぞれ輸血が行われるが、重症の場合や白血病、骨髄異形成症候群を伴う場合には造血幹細胞移植が選択される

合併症

15〜30%において骨髄異形成症候群(MDS)や急性骨髄性白血病(AML)を発症する

:バージョン1.0
更新日
:2014年10月1日
文責
:日本免疫不全症研究会
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